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【 ハギ 】

Author:【 ハギ 】
株式会社
木下・萩生田建築設計事務所

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10« 2009/11 »12

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»ミカエリビジン

お洒落をするなら頭のテッペンから爪先まで!

ヘアースタイルを決めて!
お気に入りのアクセサリー!
襟元にもアクセント!
自慢の時計をはめて!
流行の洋服を合わせて!
おろしたての靴なんか履いて!

トータルコーディネート。

外見の美しさは内面から!
内面も美しく!
滲みでる美しさ!



実はコレッテ、建築のお話し・・。

会津若松市の中心商店街にはアーケードが
掛り、1km弱のお店が連なる。
夕方ともなると学生の下校と重なり、賑わい
を見せる。
約3mの高さに伸びていくアーケードの屋根。
ある程度の空間(高さ)の圧縮が、この賑わ
いに一役買っているのかもしれない。

そんなアーケードを通るといつも思うこと・・。

「その上!上を!」

アーケードを境に、まるで別物のような建物。
煌びやかな足元に比べ、質素なお化粧・・。
少しかわいそうかなって・・。


sin 1
(アーケード上部)


sin 2
(アーケード上部)


sin 3
(アーケード上部)


sin 4
(アーケード上部)


sin 5
(アーケード上部)


sin 6
(アーケード上部)


sin 7
(アーケード上部)


sin 8
(通り風景)


意識の問題かもしれない。

見られる。
見せる。

といった、ほんの少しの意識かもしれない。



昭和から立ち並ぶ建物にはモダンな美人さん
も多い。
アーケードという前髪でその表情を隠してしま
うのではなく、思い切って前髪を上げその表情
を見せてみてはいかがでしょう。

きっとその顔、その様相に、明るさが戻る筈。

そして訪れた人が、ドキッ!として振り返る筈。


                      【ハギ】

»パブリックノニ

パブリックその2

8月末の撮影。

写真を温存していたわけではないのだが、
パブリックについて記するならば、何となく
「会津若松市役所」が一番!・・という根拠
のない律儀さが生まれたため、いよいよと
思った時には、まるで合成のような空が広
がる写真の掲載となってしまったわけで・・。

まぁ寒い時期に、ピーカンな空もいいものだ♪
などど吞気さを言い訳にしてみる。

前回の「アキイロ」の記事で散歩をした土手
を西手に臨むと、この「北会津村新庁舎」が
見える。
古市徹雄・都市建築研究所設計のこの庁舎
は地平線をスッパリと裂いたかのような垂直
の塔を備えている。

田畑のマス目の二次元空間に、高さを定義し
3次元空間を生み出すかのような建築。

まるで無風のときの煙のような・・。
回転するコマの芯のような・・。
地面を持ち上げるレバーのような・・。

のどかな農村地域に斬新さを与えている。


k1
(地平線から立ち上る)


k2
(ビニールハウスの両断)


k3
(地面を持ち上げるレバー)


k4
(近影)


k5
(内観)


k6
(内観)


k7
(塔)


上へと延びる柱に支えられ、内部空間も
上部へと持ち上げられる。
外観の重層感に裏切られるような、軽快
で開放的な内部は、余すことなく田畑の
緑と一緒に、光を取り入れていく。

近代建築の軽装感。

歴史ある会津若松市役所とは相反する
このパブリックの在り方もひとつの答え。


白の外装が雪に溶け込み、グランドライン
の突起物になる頃、また撮影してみようと
思ってみる。

そのときは温存することなくタイムリーに♪

                    【ハギ】

»アキイロ

黄・赤・灰・茶・山吹・黄土・・・。

黒に縁取られ、または背景の黒を従え
風景はビビットな様相から衣替えを行う。

読書の秋だけが特化し、芸術とスポーツ
を置き去りにしている。
少し重くなった体重を気にしながら散歩
へいこうと思い立ってみる。

アウターが必要なこの季節は決してキライ
ではない。
相変わらずカメラをブラブラっと握って近所
の河川敷の散歩。

夕暮れ間近の時間帯。
日光も最後の輝きを増してみる。
風は程よく”ピンッ”と張っている。


口笛なんか吹いてみたり ♪
赤トンボの目をグルグルしてみたり ♪
ススキを片手に空を掃いてみたり ♪


世界で最も美しいのではないかと思わせ
る日本の田畑の情景。
水平と垂直がキチッと切られている様は
正にボク好み。


s1
(本日最後の輝き)


s2
(秋畑)


s3
(秋畑)


s4
(秋畑)


s5
(秋畑)


s6
(河川石)


s7
(テトラポット)


黒を少し垂らした暖色系の色彩が心地よ
く感じる。
落ちた彩度に「秋」を感じる。
河川工事の為に積み上げられた石もテト
ラのグレーも色合いを添えていく。

もう一ヶ月も過ぎれば白の世界がやって
くる。

その前の、ほんの僅かな至福の時間。


                   【ハギ】

»エイガノナナ

映画その7

アナタはどんな未来を想像していますか?
そもそも未来を想像したことはありますか?
その未来は一分一秒先の未来?
それとも1年後?
10年?
100年?

21世紀が未来と云われつづけて育った。
車はタイヤを失い、宙を浮きながら移動し
年末には宇宙旅行を家族でワイワイと企画し
AI内蔵型のお手伝いロボット購入の為の
貯金をし
超金持ちになればドラえもんにも手が届く!

ランドセルを背負って想像した未来。

この映画が登場したのが、そんな1982年。




ブレードランナー (Blade Runner)




ボクの未来像は、この映画を境に大きく軌道
修正されることとなる。
「サイバーパンク」と呼ばれる破壊的未来像。
決して明るくはないが、そこにギラギラとした
人間臭さと伴に、生活感剥き出しの空間。
また相反する圧倒的なサイバーアーキテクト。

輝く未来像は失われたがボクはその代わりに
「リアリティー」を得た感覚を持った。

混沌としたアジアと南米の折り重なったような
街。
東京・新宿を彷彿させる電飾溢れる路地。
主人公のリック(ハリソン・フォード )は箸を使い
うどんをすする。
ブロンドの女性も毛皮のコートも、この排他的な
街に溶け込んでいく。




(BladeRunner Trailer2007 "TheFinalCut")1982



21世紀がスタートして約10年。
この映画の時代背景は2019年。
ウチにはAI内蔵ロボットも・・もちろんネコ型
ロボットも居ないが・・それでもボクは子ども
の頃に夢見た未来を今生きている。
あと10年でロボットがウチに来ることは想像
しづらいが、それでも今が未来である実感だ
けは大切にしていこうと思う。


現代の子どもが創造する未来はどんなだろう。

クリーン(eco)な自然溢れる未来なのであろ
うか・・。

そんな未来像を持たせてしまうことの責任の
重さも同時に考えなければいけないのかも・・。


                     【ハギ】

»ネオン

市の中心部へ車を停車して市内旧繁華街
をカメラ片手にちょっと寄り道。

会津はネオンの街。
と云っても過言では無い位の飲み屋で溢れ
ている。
観光都市を支えてきた夜の側面。

そんな華やかな雰囲気を今尚残すのがココ
旧繁華街である。



hankagai 1
(看板のお出迎え)


hankagai 2
(旧繁華街)


hankagai 3
(旧繁華街)


hankagai 4
(旧繁華街)


hankagai 5
(旧繁華街)


hankagai 6
(旧繁華街)


hankagai 7
(看板のお見送り)


夜を待つまでの間、生活が道に溢れ出す。
彩度を奪われたモノクロの風景の如く、静
かに息をしている。
穏やかさすら覚える不思議な感覚。

あと数時間後。
ネオンが燈り、妖艶な女性の如く、艶やか
な雰囲気と共に輝きを放す空間。

今は深い深い眠りの最中のようだ。

起さないように・・。
足音を忍ばせて・・ソォーっと・・。


                    【ハギ】
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